ここでは、直葬の経験者の声をもとに「最後のお別れ時間の短さ」で後悔しないために大切なことをご紹介します。

直葬でも悔いを残さないために大事なのは、実際の流れをしっかりとイメージしておくこと、安置期間にゆっくり故人に付き添うこと、必要に応じてお別れ会を設けることです。

すでに直葬を済ませてしまったあとなら、後飾りを設置して弔うことや四十九日法要で供養することで気持ちに区切りを付けられるのではないでしょうか。

一般的に直葬では、病院で葬儀社にご遺体を預けて安置期間を別々に過ごし、当日に火葬場で集合する流れです。

なかにはそのまま故人のお顔を拝むことなく火葬をすることもあります。こういった手順の簡素さから、「未だに気持ちの整理が付けられない」「弔い不足を感じる」「イメージしていたよりもあっさりと終わってしまった」と後悔する経験者の声が見受けられます。

のちのちまで悔いが残らないよう、これからご紹介することをぜひ参考になさってみてください。

直葬の経験者はお別れ時間に関して
どんな後悔をしている？

一般的な葬儀に比べて経済的にも身体的にも負担の軽い直葬。 しかし実際に直葬を終えてみると、イメージしていたよりもあっさりと終わってしまったことに対して後悔する人もいます。

「これで良かったのか」と悔いが残る

田舎での葬儀から現住所で何回かの葬儀に参列した私達年配の者にとって、余りにも簡素だったのでこれで良かったのかという思いが残ります。

盛大に送ったところでどうもなるものでは無いのですが、ちょっと寂しかったかなあとの思いです。

最期に十分な弔いができなかったことは
つらい

会いたいときに会えないだけでなく、最期に十分な弔いができなかったことは身内としてつらいこと

直葬のお別れ時間で後悔しないため
にできること

事前にできること

実際の流れとイメージとの間にギャップがないように、直葬の手順をしっかりと把握しておきましょう。可能であれば、葬儀社に事前確認しておくことをおすすめします。

直葬の流れ

臨終を迎えた日

• 死亡確認
• 葬儀社に電話する
• 病院にて葬儀社の到着を待つ
• 預かり安置の場合は葬儀社にご遺体を引き渡す
• 火葬までの待期期間（24時間以上）

直葬当日

• 火葬場で集合
• 火葬終了まで待機（約2時間）
• 収骨
• 解散

葬儀社への問い合わせ時に
確認しておくとよいこと

• 火葬までに故人の拝顔ができるか
• 自宅安置や付き添い安置は可能か、またその費用はいくらか
• 直葬でもお別れ会を追加できるか

直葬の施行時にできること

「火葬だけでは故人が浮かばれない」と感じるなら、故人の成仏のために僧侶による供養を依頼することが可能です。所要時間が短い直葬の流れの中で、遺族が感情の区切りをつける一助になるのではないでしょうか。特集ページでは、直葬で故人が成仏するために必要なことを解説しています。ぜひご参照ください。

直葬を済ませたあとからでもできること

直葬を済ませたあとで「故人とのお別れが充分ではなかった」と悔いが残る場合は、毎日故人に手を合わせて弔ったり、その後の供養をしっかりと執り行ったりすることも可能です。 葬儀社の中には、直葬後のアフターフォローとして後飾りの設置や法要時の僧侶手配を依頼できるところもあります。

直葬後のアフターフォローに関して
葬儀社に確認しておくとよいこと

• 自宅に後飾りを用意してもらえるか
• 初七日や四十九日法要などで僧侶を手配してもらえるか

直葬でも
付き添い安置やお別れ会の追加を
希望する人が増えている

直葬の認知度が上がるにつれ、直葬に関する後悔の声を取り上げるサイトや新聞の記事なども見受けられるようになりました。

直葬では、預かり安置を依頼すると待機期間は故人に会えないことが一般的。 最後のお別れ時間で後悔しないために、付き添い安置やお別れ式を希望する人が増えています。

葬儀社によっては、希望に応じて直葬でも付き添い安置やお別れ式を依頼できるところもあります。

自宅にご遺体を寝かせられるスペースがあったり、玄関からの搬入出が可能だったりする場合は、故人が住み慣れた場所で最後の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

自宅安置が物理的に難しい場合でも、施設での付き添い安置が可能ならゆっくりとお別れができます。

本サイトは、「安くても手厚く供養できる直葬」をコンセプトにしています。費用を抑えつつ手厚く故人を供養ができる方法を、ぜひご参照ください。